ダウン症児の離乳食はいつからいつまで?椅子は使った方がいい?

  • 2019年9月19日
  • 2021年4月18日
  • 療育

2019年9月現在、生後9ヶ月の我が家のダウン症児しょま君。
7ヶ月を過ぎたあたりから離乳食を始め、今は2回食で朝・夕と食べています。

 

健常児で言えば生後5~6ヶ月ほどで離乳食をはじめ、1才~1才半頃までで離乳食の時期を終え、徐々に大人と同じものを食べられるようになっていくのが一般的かと思います。

 

健常児に比べると発達に時間を要するダウン症の子たちは、離乳食をいつからはじめ、いつまで与えるのがよいのか?
また、腰すわりの時期が遅いことも多いため、椅子にはどういった工夫が必要なのか。


我が家のダウン症児しょま君の実際の様子も交えながら書いてみたいと思います。

ダウン症児の離乳食はいつからいつまで?

まず離乳食を始める時期ですが、健常児以上に個人差があるのではないかと思います。
しょま君の場合は、生後7ヶ月くらいから少し不安定ながらも縦抱きができる程度には首や腰が安定してきて、病院の先生からも「大人が食べているのを見て興味がありそうだったり、唾液の量が増えてきたりする様子があれば、離乳食をスタートしても大丈夫ですよ」と仰っていただいたので、離乳食をはじめるキッカケになりました。

 

ただあくまで我が家のしょま君がこうだったというだけの話で、発達の個人差が大きいダウン症児なので、いつから始めなければいけないという明確な時期はないのではないかと思います。
健常児と同じく、①首がすわっている ②腰がある程度すわっていて支えがあればおすわりできる の2つが満たせていて、食べることに興味を示している様子があれば、それがスタートの時期と捉えてよさそうです。

 

次にいつまで離乳食を与えるのかという問題がありますが、これもかなり個人差がありそうですね。
健常児では1才~1才半頃までに離乳食を終えるのが一般的なようです。
ゴックンと飲み込む力、モグモグと噛む力、そして徐々に形あるものを消化させる力をつけていき、離乳食卒業に向けて進んでいくという過程自体は健常児もダウン症児も変わらないので、いつまでにこのステップをしっかりできるようになるかで、いつまで離乳食を続けるのかも大きく変わってくるのかなと思います。

 

しょま君がどのような経過でステップアップして、いつまでに離乳食を卒業することができたのか、また成長を見守って記録していきたいです。

ダウン症児の離乳食 椅子は使った方がいい?

離乳食を食べさせる際に、椅子を使うべきか否かという問題が出てくると思います。
健常児より腰がふにゃっとしていることが多いダウン症の子にとって、おすわりして離乳食を食べることが難しい場合があるでしょう。
実際に我が家のダウン症児しょま君も、椅子(バンボ)で食べさせようと試みましたが、あまり上手くいきませんでした。
姿勢を保つことがそもそも難しく、前傾姿勢になってしまうため長い舌が出て、口を開けてパクッとゴックンができなかったのです。

 

上手くいった方法としては、椅子ではないのですが角度を調整できるバウンサーに座らせて(角度をつけて立てて寝かせて)食べさせるやり方です。
顔が斜め上を向いた状態で食べる、という表現がわかりやすいでしょうか。
口の前にスプーンで離乳食を運ぶとアーンと口を開け、パクッと食べることができました。

 

療育支援センターでST(言語聴覚士)の先生から摂食指導を受けているのですが、その際に椅子に関するアドバイスもいただいており、身体がまっすぐ向くように、ちょうど良いサイズの椅子の腰周りや首周りにタオルを詰める等してみるとよいそうです。

牛乳パックを使って身体のサイズにあった椅子を作り、姿勢よく食べさせることができるように指導をしてもらっている最中です。

 

あわせて読みたい

  しょま君パパ どうも。向かいから歩いてくる人とフェイントを掛け合って結局ぶつかりそうになるしょま君パパです。 我が家のダウン症児しょま君、昨日で生後10ヶ月を迎えました♪身体がだいぶ大きくなって、骨格がしっかり[…]

 

しょま君パパ
【2020年7月追記】
もう1才半を過ぎて腰も強くなってきたので、自分がゴハン食べながらしょま君にもあげられるように、ハイチェアを購入しました♪
我が家では、STOKKEの「トリップ トラップ ブナ」を使っています!

 

 

中期の離乳食をパクパク、お茶をぐびぐびっと飲んだ食後に、椅子に座ったまま振り返ってテレビを見るしょま君☆

 

 
しょま君パパ
【2020年10月追記】
療育でのSTの先生の摂食指導の中で、足をあまり曲げずに座れる(足をしっかり床につけて座れる)椅子の方が、しっかり噛んで食べるようになるだろうというアドバイスをいただき、しょま君にあった椅子を作ってもらいました!
 
その時々の成長度合いに合った椅子を使って離乳食を食べさせることによって、より上手な食べ方を覚えさせていけるんだと思います。
今後も身体の成長に合わせて椅子を変える機会があれば、その理由とともに情報更新していきます☆

さいごに

食べることは生きること、なんていう言葉もよく使われますが、我が子が美味しそうにゴハンや離乳食を食べているのをみると、何とも言えない幸せな気持ちになります。
一緒に食卓を囲んでゴハンを食べる、という日常を当たり前のことと思わず有り難いこととして、これからも日々幸せを感じて食事の時間を過ごしたいと思います。

あわせて読みたい

仕事が終わり、家に帰ると「待ってたよ!」と言わんばかりに玄関までハイハイダッシュしてくれる我が家のダウン症児しょま君。 しょま君パパ ひそかに忠犬しょま公とあだ名を付けて、よしよししています。 ※首のあたりをこちょこちょっ[…]

参考になるかも?

我が家のダウン症児しょま君の成長記録です。(最終更新:2024年1月29日) ズボラなもので、穴あき箇所も多々ありますが(笑)、諸々の場所から情報を拾い上げて、随時更新していきたいと思っています。 成長には個人差がありますので比[…]