ダウン症の手相の特徴!ますかけ線って?指が短いか検証

子どもが生まれて、ダウン症の疑いがあると言われて、正式な告知を受けるまで、「我が子がダウン症じゃなければいいけど…」と正直なところ、心の中で何度も思いました。

そして告知までの間、ネットで検索したダウン症児の特徴とわが子の顔つきや身体の様子を比べてみては、これは当てはまる・これは当てはまらないと一喜一憂していたように思います。
そんなときに、「ダウン症 新生児 特徴 手」と検索したときに目にしたダウン症児の特徴として、手相にますかけ線があるとか、指が短いといった情報がありました。

その当時のことを振り返りながら、「ダウン症の手相の特徴ますかけ線って?指が短いか検証」と題して記事にしてみたいと思います。

ダウン症とは?

そもそもダウン症ってどんな人のこと?という人もいるかもしれないので、まずは簡単にダウン症についての説明から書いていきます。

ダウン症とは、先天性(生まれながら)の染色体異常による障がいのことです。
「ジョン・ラングトン・H・ダウン」博士が発見したから「ダウン症候群(ダウン症)」という名で呼ばれています。
染色体(身体を作る細胞内にある遺伝子の集まり)の数は個々の生き物により数が決まっていて、ヒトは23対=46本(染色体は2本で1まとまり=1対になっています)が通常のところ、ダウン症(の大半=9割方)ではこの染色体が47本あります。
通常よりも1本多いんですね。
23対のうち21番目が3本で1セットになっている、通称「21トリソミー」です。

ダウン症は突然変異により起こるものであり、父親や母親からの遺伝により生まれるわけではありません。
およそ1000人に1人の割合でダウン症児が生まれるとされており、ダウン症の方には多くの共通する特徴があります。

知的障がいを伴うことが多い、合併症(先天性心疾患など)を持って生まれる可能性が高い、低緊張(筋肉の張りが弱く身体が柔らかい)である等がその代表的なもので、そうした共通する特徴の中に今回取り上げる「手相の特徴(ますかけ線・猿線)」や「指の短さ(関節が少ない)」という内容が含まれるわけなんです。

ダウン症についてさらに詳しく解説!

はじめまして。2018年12月生まれのダウン症の息子を持つ父親です。 生後1ヶ月弱で彼がダウン症であることの告知を受け、その後とにかくまずはダウン症について知ろうと思い書籍を買い、ネットでもたくさんのブログ等で情報収集し、それらから得た知[…]

※記事の後半では、手以外にもダウン症の外見的特徴について、詳しくまとめています。

ダウン症児は指が短いって本当?

ダウン症の特徴として、指が短いという情報があります。
もう少し詳しく調べてみたところ、どうやらダウン症児には小指の関節が通常より1つ少ない子が存在するとのこと。

我が家のダウン症児しょま君も、新生児期に特徴とされる手の小指の関節を確認しましたが…通常の数ありました。
指が長いわけではありませんが、特に指が短いとは今のところ特に感じません。
そういった特徴をもって生まれる子が一定数存在するというだけで、全員がその特徴に当てはまるわけではないようです。
関節が少ない分、関節と関節の間1つ分だけ指が短いというのはうなずけます。

しょま君はまだ2才なので、手はぷっくりで指もまだまだ短いですが、身体が大きくなっていくにつれて、手は大きく指も長くなっていくのか、健常児と比較するとやはり指が短いのか、これからの成長を通して見ていけたらいいなぁと思います。

ダウン症児の手相の特徴はますかけ線(猿線)?【写真・画像あり】

指が短いという特徴以外のダウン症児の「手のひら」の特徴として、【ますかけ線】という手相があることが多いという情報がありました。※猿線・百握りとも言うそうです。

こちらがダウン症に多いとされる手相「ますかけ線(猿線・百握り)」の写真(画像)です。
ますかけ線は、頭脳線と感情線がひとつに重なり、まっすぐ手のひらを横切る手相線のことだそうです。

しかし、これにもしょま君はあてはまりませんでした。
ダウン症児特有の手相(特徴)として、ますかけ線の有無も、指の長さ同様に絶対当てはまるわけではないようです。

このますかけ線という名前は、ダウン症児のしょま君が我が家に来てくれて初めて知ったのですが、その存在自体は小さい頃から私の身近にありました。
というのも、私しょま君パパの左手の手相にますかけ線(猿線・百握り)があるからです!

ちなみにこのますかけ線、結構珍しい手相のひとつだそうで、なんでも強運の持ち主と言われているとか!!
そんな一次情報を見て浮かれていたら、片手(特に左手)だけではその強運の効力をあまり発揮しないそうです。

しょま君パパ
なにーっ!?

両手にますかけ線がある人は、生まれながらの強運の持ち主であり天才的な発想力と先見の明を持つ人物だと言われています。ずば抜けた才能と人望を持ち、金運や幸運を引き寄せる体質であるため満ち足りた順風満帆な人生を送れるでしょう。

それに比べ左手のみにますかけ線がある人は、ますかけ線が持つ特徴や影響を受けにくくなります。一般的に手相では、右が表を左が裏を表していると言われています。そのため右に手相が出れば特徴や影響を受けやすく、逆に左だとその特徴や影響は息を潜めるとされています。

引用:MindHack(占い > 【手相占い】ますかけ線が左にある意味と男女別の運勢!)

しょま君パパ
両手とも(もしくは右手が)ますかけ線だったらよかったのに〜とは思いましたが、妻や2人の子どもたちと過ごせている今の人生をとても幸せに過ごしているので、左手だけでもよかったんだと思います。
そんなわけで、ますかけ線はダウン症じゃない人(健常者)にも発現する手相であることはお分かりいただけたことでしょう。

ますかけ線はダウン症になぜ多い?

我が家のダウン症児しょま君は当てはまらなかったものの、ダウン症児にますかけ線が多いという情報はインスタなどでもよく目にします。
そこで気になったのは、「ますかけ線はダウン症になぜ多いのか?」ということ。
気になって調べてみたものの、科学的な根拠めいた情報を見つけることはできませんでした。
ただ、納得してしまうような、すてきな解釈をしている方の意見を見つけました!

ますかけ線って、頭脳線と感情線がひとつになっているわけで、頭で思っていることと心で感じたことが、一緒なんです。
つまり、本音と建て前などというまどろっこしいところがない。
いつだって本気で、非常に素直です。

しょま君パパ
たしかにーっ!
レッテルを貼ってしまうような言い方ですが、ダウン症の子って頭で思っていること・心で感じていることの乖離が少ないのかも!と感じる節があります。
「ますかけ線はダウン症になぜ多いのか?」の問いに対して、個人的には結構納得のいく解釈でした。
「解釈」という言葉を使ったとおり、根拠があるわけではなく後づけ感の否めない理由だなぁとは思いつつ、ひとつの参考にしていただければ。
【ダウン症=手相がますかけ線】というわけではないので、「赤ちゃんの手相がますかけ線だから、ダウン症の疑いがあるのでは…?」となるのは、ちょっと違いそうです。

【番外編】ダウン症児の他の外見的特徴は?

今回記事として取り上げた手の特徴以外にも、ダウン症児の外見的特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
ただし、やはり手の特徴同様に、全ての項目が全てのダウン症児に当てはまるわけではないので、その点には注意が必要だと思います。

・目がつり上がっている
しょま君はこれも当てはまらず、どちらかというと垂れ目っぽい感じがします。
妻がくっきり二重で目尻が少し下がっている感じなので、妻の遺伝かなぁと思います。

・目が離れている
これも当てはまりませんでした。
特別くっついているわけでもなく、離れているわけでもない、普通の目と目の距離のように思います。

・顔が平べったい(鼻が低い)
まだ2才なので鼻が高いも低いもないような気がしますが、鼻と口が2つ年上のしょま君のお姉ちゃんそっくりなので、ダウン症だから特別低いとは感じない鼻です。

・皮膚が柔らかい(低緊張)
これは結構当てはまります。
とても皮膚や身体が柔らかいです。

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こちらの記事でも、低緊張について取り上げています。

・二重まぶたが多い
しょま君に当てはまる項目です。妻の遺伝のようにも思います。

・舌(ベロ)が大きい
これも当てはまります。
舌が大きく、口の中が小さく、口周りの筋肉の発達に弱さがあるので(低緊張)、ベロが出がちです。

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・後頭部が扁平(絶壁)
しょま君は絶壁ではないような、少し絶壁気味なような…。
2021年3月現在、しょま君は白血病治療の最中で、抗がん剤の影響で髪の毛が抜けてつるつる頭なのですが、髪がないとちょっと絶壁っぽい感じにも見えます。

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でもまぁ、これも遺伝によるところが大きいのかもしれませんね。

・耳の奇形(上の部分が折れ曲がっている)
これは当てはまりました。
耳の上の部分が通常よりも折れ曲がっているようです。

・手足が短い
これはまだ2才でそんなに気にならないですが、成長するに連れて健常児よりも短く感じるのかもしれません。

当てはまるものもありましたが、やはり全部が全部バッチリ当てはまるわけではないようですね。

さいごに

ダウン症児の特徴について書いてみて思ったのは、顔貌については特に外見的特徴があると言えど、当然ながら遺伝がありやはり子は親に似るんだなということです。
しょま君が生まれるまでは、ダウン症の人はみんな顔が同じなんだと思っていました。
ただ無知なだけだったんですが、そんなイメージを持っていたんですね。

でもしょま君が生まれて、他のダウン症の子をインスタ等で見させてもらう機会を持って、初めて「ダウン症の子って、一人ひとり顔違うやん!それぞれの親に似てるやん!」って、今となっては当たり前のことですが、正直な感想はこれでした。

我が子にダウン症の疑いがあり、この記事にたどり着いてくださった方もいるかもしれません。
ダウン症だろうとそうでなかろうと我が子は我が子、誰しもにとって我が子はかわいく愛すべき存在になると私は信じています。
今は不安の方が大きいと思いますが、疑いによる不安に支配されず、子ども自身の愛くるしさを見つめられる気持ちになっていかれますよう願っています。

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