ダウン症児のつかまり立ちはいつから?療育での練習方法を紹介

子どもの一つひとつの成長は、本当に嬉しく喜ばしいものです。
初めて笑顔を見せたとき、上手にミルクが飲めたとき、動くものを目で追うようになったとき、寝返りができたとき、おすわりができたとき、ハイハイができたとき…
小さいステップアップから大きな成長まで、赤ちゃん(子ども)はいくつも「できた!」の喜びを親に与えてくれます。

我が家にはダウン症児しょま君と、そのお姉ちゃん、2人の子どもがいて、それぞれが日々たくさんの成長を見せてくれ、そのたび親としての幸せを感じさせてもらっています。

特に、ハイハイなどの赤ちゃん姿勢→2つ脚で起立の姿勢がとれるようになる成長は、子にとっても親にとっても大きな成長であり、一緒に生活する上での変化になると思います。

そのスタートである「つかまり立ち」について、今回はフォーカスしてみたいと思います。
ダウン症児のつかまり立ちいつから?療育での練習方法を紹介】と題して、ブログをまとめていきます。

ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです♪

赤ちゃんのつかまり立ちはいつから?

まず、ダウン症児のことを書く前に、比較対象として健常児の赤ちゃんがつかまり立ちをいつからできるようになるのかについて、調べてみました。
赤ちゃんのつかまり立ちは、早い子で生後6ヶ月程でできるようになるそうです。
生まれてから半年で2つ脚での起立の姿勢がとれるようになるんだ…!と感じる人もいるかもしれませんね。
我が家のダウン症児しょま君には2才年上のお姉ちゃん(健常児)がいますが、お姉ちゃんの赤ちゃん期は、生後8〜9ヶ月でつかまり立ちをするようになりました。

しょま君パパ
まだ赤ちゃん独特の身体のぷっくり感の残る中、つかまり立ちをしてこちらを嬉しそうに見てくる感じ…親としては堪らない瞬間です(感動しいなのですぐ泣いちゃう)。

目安として大体は早くて生後半年〜遅くとも1才前くらいまでにはつかまり立ちができるようになります。

余談ですが、つかまり立ちし始めはバランスを崩すとすぐ後ろに転倒してしまう危険性があるので、頭を打ってしまわないように見守りが本当に大事です。

ダウン症児のつかまり立ちはいつから?

さて、今回のブログの本題部分ですが、ダウン症児の赤ちゃんはつかまり立ちをいつからできるようになるのでしょうか。
我が家のダウン症児しょま君の成長を例に挙げてみると、しょま君は1才8ヶ月でつかまり立ちができるようになりました。
ダウン症児は健常児の半分くらいのスピードで成長・発達していくとよく言われているので、それを目安にすると早い子で1才〜遅くとも2才くらいまでにはつかまり立ちができるようになると考えるとするならば、おおよそダウン症児の中では平均的なスピードでつかまり立ちができるようになった方なのかな、と思います。
ただし、ダウン症児は健常児以上に成長・発達のスピードに個人差があるとされているので、2才になるまでにつかまり立ちができないということもあり得ることのようです。

しょま君パパ
他の子と比べてうちの子は成長・発達獲得のスピードが遅い…と落ち込む気持ち、とてもよくわかります。。。しょま君と健常児を比べてしまえばそのゆっくり成長度合いはどうしても目についてしまいます。でも、ゆっくりでも一つひとつできることを増やし、マイペースに成長してくれていて、本人もそのことを喜んでいる様子です(最近は歩けるようになって毎日ウキウキしながら歩きまわっています)。そんな本人の成長に目を向けて、小さいことでもたくさん喜べる親でいたいです。

ダウン症児のつかまり立ち!療育での練習方法は?

我が家のダウン症児しょま君は療育支援センターにて、PT・STの先生から療育指導を受けさせてもらっています。

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PTでは主に身体の使い方の指導、STでは摂食指導を受けています。
※白血病治療の入院期間があり、現在は半年くらいお休みしていますが、来月くらいから再開できるかなと思っています。

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PTの先生には足を地面に着く際のポジショニング指導から始まり、つかまり立ちを自発的に行うための興味付けや、つかまり立ちができるようになってからはつたい歩きの練習をしていただいたりもしました。

理学療法士(Physical Therapist/ PT )とは

ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

引用:日本理学療法士協会 ホームページ

我が家のダウン症児しょま君は、抱っこして立たせれば台などにつかまって立つものの、練習初めのうちは特に、自発的に立とうとする意欲があまり感じられず、興味付けに工夫がいるようでした。

音のなる物への興味が強いしょま君の特性に合わせて、音のなるおもちゃをつかまり立ちして手を伸ばさないと届かないような台の上にセットし、音で興味を引くことでつかまり立ちへのやる気を出させる方法で、療育での練習をしていました。

一人ひとりの子の興味にあわせた練習方法がきっとあるのだろうなと思います。

さいごに

はじめのうちはつかまり立ちへの意欲をあまり感じなかったしょま君ですが、今となっては立つ・座るの動作は手も使わずにスムーズに行うことができ、一人歩きもお手のもの、階段だって両手両足やお腹やおしりも使って上り下り♪
色んな場所へ自分で行ける楽しみを、全身で味わっている様子です。

自由に好きなところに動いて、興味を持ったものに近づいて、たくさんのことを吸収できる。
しょま君の人生がそんなものになるように、そんな人生の一歩目や二歩目として、つかまり立ちを始めとした動作・所作の獲得が進んでいくように、親として願いつつ、成長・発達のフォローをしていきたいと思います。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

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