友達の子供がダウン症。どう言葉掛けする?【私が考える正解】

  • 2020年7月14日
  • 2021年5月5日
  • 雑記

※この記事はしょま君が生後2ヶ月を迎えた頃(2019年2月)に書き記していたブログです。

 

 

しょま君パパ
【子育てのほほんエピソード】
娘がスマートフォンのことを「すまーぽこん」と言うのが可愛くて。
言わせ過ぎたら「すまーほほん」になって、ちょっと寂しいとです。

 

 

さて、この記事では我が子のダウン症について友達にカミングアウトしたときに、どんな反応をされてしまうと複雑な気持ちになったり傷ついたりしてしまいそうか。

どんな反応をされたら嬉しい気持ちになりそうか。

実は、子どものダウン症について友達への報告を現時点ではしていないので、リアルな実感というよりは、きっとこういう気持ちになるだろうなぁという想定なのですが。

そんなことを、私の主観でまとめていきます。

あくまで私個人の主観なので、すべての方が同じ気持ちになるわけではないということを前提にお読みいただけたらと思います。

 

友達の子供がダウン症だったらどんな言葉をかけるか、考えたことありますか?

ダウン症の子を持つママ友との接し方、きっと結構難しいと感じる方も多いのかなぁと思います。

私は自分の子がダウン症を持って生まれてこなかったとしたら、今後ずっと考えることがなかったかもしれません。

でも、この記事をたまたま読んでくださったあなたに、この「もし~」について考えてみてほしいのです。

友達の子供がダウン症だったらどんな言葉をかける?

さて、友達(ママ友)から子供がダウン症なんだ~とカミングアウトを受けたとき。
どう言葉がけするのが(どんな接し方をするのが)正解なのでしょうか?

果たして正解はあるのでしょうか?

★ネガティブな感情になってしまいそうな反応

ケース①「そうなんだ…つらいね(大変だね)。」
障がい者の親=つらくて大変だろう

という想像した気持ちに寄り添ってくれる言葉でしょう。

言ってくれる友達との関係性次第では、嫌な気持ちにはならないかもしれないです。

でも子どもが生まれたことを祝福してもらえていないようにも感じてしまい、寂しい気持ちにもなっちゃいそうな気がします。

 

ケース②「へぇ…なんか聞いちゃってごめんね?」
障がい=触れてはいけない話題

という気持ちから出てくる言葉かもしれませんね。

我が子の存在自体、触れてはいけない話題と認識されてしまっているようで、とても寂しい気持ちになりそうです。

傷ついてしまいそうな反応にノミネート。

 

ケース③「そうなんだ!でもダウン症の子は天使みたいに優しいって言うよね♪」
重い受け止め方をするより明るくライトな言葉をかけた方が、子どもが生まれたこと自体を肯定的に捉えてもらえているように感じられそう。

でも同時に「他人事だからそんな軽い感じで言えるんだよ…」といった、心の奥底に眠るあまのじゃくな私と出会うことにもなるような気もします。

自分のネガティブな部分に、落胆してしまう可能性があると感じました。

 

ケース④「ダウン症って突出した才能を持ってる人が多いみたいだね!」
我が子がダウン症だと判明してから(正確にはその可能性があるとわかってから)、色んなダウン症児の親御さんのブログや書籍を読み漁っています。

そこで皆さんがよく書いているのが、「ダウン症=天才ではないよ!!」ということ。

ダウン症の書家 金澤翔子さんのように、ダウン症の方で突出した一芸を持っている天才もたしかにいらっしゃるようです。

ただそれは、健常者の中でも稀な確率で天才と呼ばれるすごい才能を持つ方が一定数存在するのと同じように、ダウン症の方々の中でも一定数の天才が存在するよというだけの話みたいですね。

 

このあたりの話に関する私の気持ちや考えは、コチラの記事に書きました。

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私が考える正解!嬉しくなるだろう言葉

ケース①~④について、そのどれもが言葉をかける側に悪気はきっとなくて、友達を気遣う気持ちがあるからこそ、咄嗟に口をつく内容なのではないかと思います。

ただ、その言葉たちを受け取る側として複雑な気持ちになる可能性もあるだろうことも、確かな感覚としてあります。

そこで、ダウン症児の親となった私が、私自身の友達にカミングアウトしたときにかけてもらう言葉として、きっと嬉しくなるだろうな、少なくとも言葉を受け取るときに違和感があるようなことはないだろうなと思う内容を書いてみたいと思います(何度も書きますが、あくまで主観的な意見です)。

「そうなんだね。様子はどんな感じなの?」
報告を受け止めてくれて、興味も持ってくれる。

「これ以上、この話題に触れたくない(触れちゃいけない)」という空気感に一番傷つきそうな私にとって、この反応は嬉しいです。

例えば、息子のいる友達から、娘のいる私に「娘(女の子)を育てるって、どんな感じなの?」と聴くくらいの感覚で、フラットな感じで聴いてほしいなぁと思います。

「へぇ…ダウン症ってどんな特徴を持ってるんだっけ?」
変に慰められたり、励まされたり、知ったような言葉をかけられたりするよりも、疑問という形で投げかけてくれた方が、話を続けやすいかなぁと感じます。

我が子のダウン症がわかってから、色んなことを調べたり、ダウン症児の親御さんの書く書籍やブログを読んだり、今まで知らなかったたくさんの情報に触れてきました。

それらの内容について整理しながら話をさせてもらえる機会を通して、自分の気持ち(本音)がぽろっと言葉になることもありそうだなぁと思います。

さいごに

書きながら気持ちを整理してみると、何か言葉をかけてもらうよりも、こちらの話を聴いてくれるようなやり取りの方が心地良いと感じるだろうなぁという自分の気持ちに気付きました。

何度も書いていますが、この記事の内容はあくまで私個人の主観的な意見です。

全ての方に当てはまるわけではないことをわかっていただいた上で、記事を読み終えていただければと思います。
内容を不快に思われる方がもしいらっしゃったら申し訳ありませんでした。

 

これから私も友達へのカミングアウトを経験していきます。

今回書くことを通して気付いた自分の気持ちを大切に、心に負担なく話せそうな友達への報告から始めていきたいと思います。

 

 

▼家族や友人にダウン症を報告することの難しさを書いた記事はコチラ

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