ダウン症児の離乳食!スプーンのおすすめは?【OTイチオシ!】

  • 2021年9月2日
  • 2023年1月4日
  • 療育
しょま君パパ
どうも。おそらく初見なのにコンビニで『この店員さんどっかで見たことある!!』と思う頻度が高いしょま君パパです。

さてさて、最近成長・発達の伸びがなかなか著しく、何でも自分でやってみたがる我が家のダウン症児しょま君。
歯磨きするときも歯ブラシを自分で持ちたがる。
お風呂に入れば自分で洗いたがるし、シャワーを持ちたがる。

やってみたい!挑戦したい!の気持ちから始まる大きな成長を(上のお姉ちゃんの成長を含め)たくさん見てきているので、自分でやりたい!の気持ちを極力大切にしながら、見守る余裕を持てるようになりたい今日このごろ。

ゴハンを食べさせるときにもご多分に漏れず自分でスプーンを持ちたがるしょま君ですが、今まで普通の持ち手のスプーンを使っていたので、ガシッとグーで持って食べようとしちゃうことも少なくなく…
変な持ち方を覚えちゃう前に、上手に指3本(鉛筆持ち)でスプーンを持てるようになるために、どのようなスプーンを使うのが良いかなぁ…と思っていたところ、インスタのフォロワーさんや作業療法士(OT)として働いている私の兄から「こんなスプーンがいいよ〜」と教えてもらったので、その内容をブログを通して皆さんに共有したいと思います。

ダウン症児離乳食スプーンのおすすめは?【OTイチオシ!】」と題して、まとめていきます♪
最後までお読みいただけたら嬉しいです☆

ダウン症児の離乳食!スプーンの選び方は?

ダウン症児に限らず、離乳食を食べさせる(時期がきたら自分自身で持って食べる)スプーンを選ぶ際には、そのときの発達(成長)のレベル・段階に合った形状のものを選ぶ必要があります。

離乳食初期のスプーン

健常児で生後5〜6ヶ月頃が離乳食初期の時期なので、ダウン症児でいうと生後10〜12ヶ月頃が初期にあたることが多いでしょう(ダウン症児の発達スピードの目安が、概ね健常児の半分程度と言われることが多いため)。
離乳食初期は、まだスプーンを自分で持って食べる時期ではないので、大人がスプーンを持って食べさせてあげやすい物を選びましょう。
また、口をケガしたりしないよう、やわらかく滑らかなシリコン製のものがよさそうです。
加えて、小さい口に運びやすいように、さじの部分が細めのものがおすすめです。

離乳食中期のスプーン

健常児で生後7〜8ヶ月頃なので、ダウン症児で1才2ヶ月〜1才4ヶ月頃が時期の目安ですね。
この時期も、まだスプーンを自分で持って食べる時期には入らないため、大人が持ちやすい柄の長さの物が適した時期でしょう。
ただ、離乳食初期に比べると物を食べる行為を感覚として覚えてくる時期で、食べる量も増えてくるため、さじの部分は初期より一回り大きめの物、そして深さも少しついたものがおすすめです。

離乳食後期のスプーン

健常児で生後9〜11ヶ月頃なので、ダウン症児で1才半〜2才手前頃が時期の目安でしょう。
離乳食後期に入ると、子ども自身が手づかみやスプーン・フォークでゴハンを食べるようになります。
持ち手の長さは子どもの手の大きさに合わせた短めで握りやすい形のスプーンが良いでしょう。
プラスチック製の物が軽くて丈夫なつくりなので、扱いやすそうでおすすめです。

離乳食完了期のスプーン

健常児で1才〜1才半頃なので、ダウン症児で2才〜3才頃が時期の目安でしょうか。
発達スピードの個人差が徐々に広くなってくるため、完了期の終わり時期はその子によって大きく異なるかもしれませんね。
この時期になると子ども自身でスプーンを大分上手く使えるようになってくることが期待されるため、口に運びやすく柄がカーブしている形状の物や、3本指で握る練習ができるデザインが施されている練習用スプーンなどもおすすめできそうです。

次に、完了期に自分で食べる練習をする上で、おすすめできるスプーンを紹介していきます♪

ダウン症児の離乳食!スプーンのおすすめ【OTイチオシ!】

自分でスプーンを持って食べる練習をするための、おすすめ商品をご紹介☆

①ドードル(doddl)

doddl ドードル・フォークとスプーンのセット・グリーン

まずひとつめはこちら♪
ダウン症児育児をしている仲間のママさん・パパさんたちに、インスタで「スプーン練習するのにおすすめはありますか?」とうかがったところ、使っている方が多かったドードルのスプーン!
フォークとセットで売っているものもあるようで、使われている方の多くは、通っている療育のOT(作業療法士)の先生からおすすめされて使っているということでした。

doddl(ドードル)でできる5つのこと
1.指先の器用さを鍛えられる。
2.自分で食べるのが楽しくなる。
3.お箸と鉛筆の美しい持ち方の基礎づくりができる。
4.自信を持ってナイフとフォークで食べられるようになる。
5.お食事タイムが楽しい学びの時間に変わる。

ドードル 商品紹介より引用

特徴的な大きな持ち手は鉛筆持ちを正しくできるようになるのを助けます。
さらに、左右どちらが利き手であっても大丈夫な形状のため、安心です。
加えて、カラフルで楽しげなデザインが、自分でスプーンを使ってみたい!という子どものワクワク感を高め、自分で食べる練習意欲にも繋がります。

②ゴムQシリーズ Qスプーン

ゴムQ Qスプーン 持ち方補助 オレンジ

次に紹介するのは、日本の作業療法士さん監修のもと作られている商品です!
私の兄がOT(作業療法士)として働いており、ダウン症児しょま君がスプーン練習するのにおすすめある?と聞いたところ、こちらを紹介してくれました。
シリコン製の福祉用具である「Qシリーズ」のひとつで、シリーズ内の商品には他にもコップや、鉛筆握りの補助器具、定規、下敷き用マットといった文具系などがあるそうです。
Qスプーンの特徴は、持ち方の練習の習熟度にあわせて、縦の柄の部分をカットして徐々に一般のスプーンの形に近づけながら練習を進められるところです。
練習用スプーン→普通のスプーンに替えたらたちまち持ち方が下手になってしまった!という状況を生みにくいことがおすすめポイントかなと思います。

①②ともに、ダウン症児に限らず健常児の小さなお子さんも練習のために使いやすいスプーンだと思います♪
興味があればぜひ購入し、使用感などをコメントから教えていただけたら嬉しいです☆

ダウン症児のスプーン【お手製】

ここまで既製品のスプーンで、ダウン症児が使いやすそうなものを紹介してきました。
ただ、結構値段も安いわけじゃなく、お金をかけて買ったスプーンなのに、子どもが気に入らずに結局使わず終い…なんてことになると悲しい。

そこで、先に紹介した「Qスプーン」に近い形状のものを自分で作れるので、紹介してみたいと思います♪
※我が家のダウン症児しょま君は、OTである私の兄につくってもらった物を実際に使っています。

用意するものは、100均で購入できる商品2つのみ!
幼児用のスプーン(口に入れる部分が金属、持ち手がプラスチックのもの)と、「おゆまる」というハンドメイド用のプラスチック粘土です。

まず幼児用のスプーンのプラスチック部分の持ち手をカナヅチなどで割り(物を壊すようで少し心が痛みますが…)、口に入れる金属部分だけにします。
そして、「おゆまる」で「Qスプーン」の持ち手のような形状のつくり、合体させたら出来上がり!

口で言うのは簡単ですが、しっかり持ちやすい形に固まるように調整するのはちょっと難しいです(私が不器用なだけかもしれません)。

実際に使っているところはコチラ↑
しょま君の手で持ち手の部分がしっかり見えないかもしれませんが、こんな感じでしっかり3本指でスプーンを持てています。

既製品を買って試す前段階としてだけでも、お手製スプーンを試してみるといいかもしれませんね♪

さいごに

いかがだったでしょうか。
せっかく作った離乳食がこぼれて食べられなくなってしまったり、片付けが大変だったり、食べるのに余計に時間がかかったり…
子ども自身にスプーンを持たせて練習させてあげたい気持ちと、親が食べさせちゃいたい気持ちとがせめぎ合うことも多いと思います。

しょま君パパ
余裕がないときは、なかなか見守れずにやってあげてしまう。。。手出し口出しマンになってしまう私です。失敗も見守れる余裕のある見守りマンになりたい…!

ダウン症児しょま君も育てる私たちも、少しでも楽しく離乳食のスプーン練習ができるように工夫をしながら、「食べる」を楽しめる生活を送れるようにサポートしていきたいと思います。

ダウン症育児をされている皆さんのスプーン選びのために、少しでも参考になれば幸いです。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました!

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