ダウン症の子供は保険に入れる?加入条件や保障内容を調べた!

ダウン症の子供は、先天性疾患(合併症)を持って生まれてくることが多いです。
そのため、幼少期から入院・治療・手術など、病院のお世話になることがとても多いことでしょう。
合併症の影響で、ちょっとした風邪から肺炎症状が出て、入院が必要になるケースもあると聞きます。

我が家のダウン症児しょま君もご多分に漏れず、生まれつきの心疾患(完全型房室中隔欠損症)の根治手術や、後発的に患った白血病の治療で長期間の入院が必要になりました。
心疾患の手術の際は途切れることなく50日間、白血病治療の際も入退院を繰り返しながらトータルで40日ほどの入院期間となり、その間はしょま君と一緒に付き添い入院しました。

入院治療期間は本人が一番大変なのはもちろんですが、付き添う家族もまた精神的に苦しく辛い状況があります。
一番には身体に不具合のある我が子を近くで看る辛さ。
また、ご家庭の状況にもよりますが、「きょうだい児がいる+子のお世話を頼れる家族(祖父・祖母 等)が近くにいない」 という条件の場合には、働きに出ている親が仕事を休む必要が生じ、収入に影響をきたすケースもあるため、経済的に苦しい状況となることも考えられます。
そうでなくても、付添者の食事や寝具代は自費になり、付添者以外の面会等にガソリン代や駐車場代等もかかってきます。

心理面においては補うことができない辛さも多々ありますが、少なくとも経済的な苦しさに関しては、負担感を減らしてくれる存在があります。
それが「保険」ですね。

というわけで前置きが長くなってしまいましたが、今回は「ダウン症子供保険に入れる?加入条件や保障内容を調べた!」と題して、記事を書いていきたいと思います。
ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

※※※

しょま君パパ
私は保険会社の人間ではなく、保険に関しては全くの素人です。各社の情報を個人で収集したり、教えていただいたりした内容を元に本記事を書いております。特定の保険を売り込む意図はなく、加入を無理に勧める気持ちもありません。お読みいただく内容は参考に留め、加入の判断は各ご家庭でも情報収集をされた上で、ご自身の責任のもとで行ってくださいね。
※本記事の情報は2021年10月に確認した内容を元に書いています。

ダウン症の子供が入れる保険は?

さて、ダウン症の子供が入れる保険には、どのようなものがあるのでしょうか?
今回ご紹介するのは以下の3つです。

(1)コープ共済 たすけあいJ1900
(2)生活サポート総合補償制度
(3)ぜんち共済 あんしん保険

ダウン症の子供は保険にそもそも入れるの?という疑問を持ってこのブログにたどり着いていただいた方もいるかもしれませんが(私も調べるまで知りませんでした!)、入れる保険がちゃんとありました。

次に、各保険の加入条件や保障内容を比較しながらチェックしていきましょう。

ダウン症の子供の保険!月掛金や加入条件を比較!

ダウン症の子供の保険加入を検討するとき、まずはじめに気にするのが掛金の金額や加入条件(そもそも入れるのか)だと思います。
3つの保険、それぞれの内容を各社ホームページで確認し、書き出してみました。

(1)コープ共済 たすけあいJ1900
・月掛金 1,900円
・加入できる年齢 0歳〜19歳
※20歳以降も継続プラン有
・告知事項有り
①現在、入院中ですか? ②現在、医師から「今後1年以内の入院または手術」をすすめられている状況ですか?

引用・参考:コープ共済 たすけあいジュニアコース

「お子さまの持病に長く寄り添える保障を」と謳っており、加入条件が比較的ゆるやかな保険のようです。

 

(2)生活サポート総合補償制度
・月掛金 2,100円(年掛金25,200円/一括 の1ヶ月分)
・加入できる年齢 0歳〜64歳
・補償対象者 知的障害・自閉症のある方

引用・参考:生活サポート総合補償制度

対象が知的障害・自閉症のある方に限定されています。
療育手帳を取得し、知的障害があるとされるダウン症の子供であれば、加入できるということでしょう。

 

(3)ぜんち共済 あんしん保険
・月掛金 1,700円
・加入できる年齢 5歳〜74歳
・加入対象者 知的障害、発達障害、ダウン症、てんかんのある方

引用・参考:ぜんちのあんしん保険

加入対象のひとつにダウン症とある通り、5歳以上になればダウン症の子供誰もが加入できる保険です。

※それぞれの保険・制度の一番スタンダードなプラン内容で記載していますが、細かい条件が異なる別プランがそれぞれの保険・制度にありますので、詳細はご自身で各社ホームページにてご確認くださいね。

ダウン症の子供の保険!保障内容を比較!

次に、前項で挙げたダウン症の子供が入れる保険3つについて、保障内容などを各保険ごとにまとめ、比較してみました。

(1)コープ共済 たすけあいJ1900
・入院1日 5,000円
・1回の入院の保障期間→30歳まで:1日目から360日間分、31歳以降:1日目から184日間分
・弁護士費用等の保障なし
・既往症の保障なし

引用・参考:コープ共済 たすけあいジュニアコース

※既往症とは
現在治療を受けている・過去に治療を受けていた病気
既往症を原因とした入院等は保障対象外

なんと言っても一番目を引くのは、1回の入院の保障期間の長さかなと思います。
あとから出てきますが、他の2つのものは保障期間の限度日数が「30日」のところ、コープ共済だけはかなり長めです。
心疾患の手術時には50日間入院した我が家のダウン症児しょま君ですが、もしそのときにコープ共済に入って保障が適応されていたとすれば、全日数分5,000円×50日=250,000円受け取ることができたということですね。
仕事を休んでの入院付添が必要だったので、家計の負担が大きかったのですが、こう書いてみるとかなり大きな支えになる金額です。

 

(2)生活サポート総合補償制度
・入院1日 1,000円+付添介護の場合はさらに8,000円=合計9,000円/1日
・1回の入院の保障期間→30日間が限度
・弁護士費用等の保障がある
・既往症を保障してくれる

引用・参考:生活サポート総合補償制度

生活サポート総合補償制度の最大のメリットは、何と言っても既往症の保障をしてくれること。
先天性の疾病に起因する病気による入院なども給付支払いの対象になり、長期の入院治療が必要であることが判明したタイミングで加入しても、保障が受けられます。

 

(3)ぜんち共済 あんしん保険
・入院1日 7,000円
・1回の入院の保障期間→30日間が限度
・弁護士費用等の保障がある
・既往症の保証なし

引用・参考:ぜんちのあんしん保険

ぜんち共済では、弁護士費用の保障があることがメリットになりそうです。
例えば、悪質な営業を受けて不必要な契約をさせられてしまったときや、勤務先で不当な扱い(パワハラ等)を受けてしまったときなどに、弁護士費用の保障を通して権利擁護の役割を担ってくれるわけですね。
知的障害を伴うダウン症者の親亡き後、成年後見人を助けてくれる保障内容となっているように思います。

保険料は給付金で元が取れるの?

ここまで3つの保険を比較しつつ、その違いについて書いてきました。
そこでひとつ大きな疑問が…。

それは、「毎月支払う保険料は、入院時の保障(給付金)で元が取れるの?」というもの。
多くの方が疑問に思うことだと思います。

以前にお世話になっている保険屋さんに掛け捨てタイプの保険の保険料に関して、給付金で元が取れるものなのか聞いてみたことがあります。
回答は「正直、元が取れることの方が少ない。ただ、貯蓄から入院費(治療費・周辺費)を支払い、貯金額が減っていくことによる精神的負担は想像以上に大きく、その点保険による給付金で賄うことができる準備があれば、その精神的な負担を感じなくて済むため、心の安定を買うようなものでしょう」と説明を受け、確かにそうだろうなと納得したことがあります。

保険に入るかどうかの判断は個人やご家庭により分かれると思いますが、参考になれば幸いです。

さいごに

今回調べてみるまで、既往症を保障してくれる保険(制度)があるなんて知りませんでした。
また各社の保障内容を比較して、これだけの違いがあることもしっかりとは把握していませんでした。

はじめにも書いた通り、保険加入自体を強くお勧めする意図や、特定の保険を推す気持ちは全くありません。
ただ、「保険って内容とかよくわからないし、何を比較して入る保険を決めればいいか分からないから…」と考えなしに保険に加入していなくて、入院治療・手術が必要なことがわかってから後悔するダウン症児を子供にもつご家族が少しでも減ればいいなという思いで、このブログを書きました。

合併症を多く持って生まれることの多いダウン症児。
入院や治療通院がなくて済むことが一番ですが、必要が生じてしまったときの負担感を少しでも減らせる手段として、保険について事前に知るキッカケになれれば嬉しいです。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました!

関連記事

生まれながらにダウン症とともに、心疾患(房室中隔欠損症)や甲状腺機能低下症といった合併症を持って生まれた我が家のダウン症児しょま君。 現在2才2ヶ月ですが、生まれてからこれまで通院や入院・手術など、色々と乗り越えながら大きく成長してきまし[…]

関連記事

妊娠期のスクリーニング検査で心臓に穴があることが判明し、生まれる前から「生後すぐではないにしても、ある程度身体(心臓)のサイズが大きくなったタイミングで、心臓の手術が必要でしょう」と言われていた我が家のダウン症児しょま君。 生後1ヶ月と1[…]