我が家のダウン症児しょま君は現在2才10ヶ月。
今から幼稚園(または保育園)や小学校などへの就園・就学があり、そしてその延長には就労や親離れもあることでしょう。
しょま君パパ どうも。人の涙を見るとたちまち涙腺がゆるむしょま君パパです。元々涙もろいタイプですが、年を重ねるごとにさらに涙腺がゆるくなっている気がします。 さてさて、3〜4月の春は出[…]
現実的にはまだまだ想像できる範囲の未来ではありませんが、その日はきっと訪れるので、そのことに備えた情報収集を行うのに早すぎることはないと思います。
ダウン症の方が大人になったとき、どのように暮らしていくのでしょうか。
親元で暮らす方、グループホームなど施設で暮らす方、はたまた一人暮らしをしている方もいます。
バリバラという番組で、ダウン症界では有名な「ダウン症のイケメン あべけん太」さんの一人暮らしの様子が取り上げられたのも記憶に新しいですね。You Tubeチャンネルでも、一人暮らしの様子が動画で公開されています♪
書家として活躍されている金澤翔子さんも、一人暮らしをされているそうです。
どれだけ自立して身の回りのことを行えるかによって暮らし方は変わってくることと思いますが、今回はダウン症の方が入所できるグループホームについて、かかる費用がいくらなのか、いつから入ることができるのか、どういった特色があるのか等、調べた内容を書いてみたいと思います。
ダウン症でグループホームに入所!どういった場所?
まず、グループホームがどういった場所なのかについて、調べてみました。
グループホームとは
知的障害者や精神障害者、認知症高齢者などが専門スタッフの支援のもと集団で暮らす家のこと。グループホームとは、知的障害者や精神障害者、認知症高齢者などが専門スタッフまたはヘルパーの支援のもと、集団で生活を行う家のことで、知的障害者や精神障害者が自立的に生活出来るように組まれた生活援助事業としてのグループホームと認知症高齢者などが認知症の症状の進行を緩和させるため日常生活に近い形で集団生活をする介護サービスの2つに分けられます。
前者は、障害者が独力で社会生活を送る上で能力の欠如している部分(金銭管理・食事・服薬など)を支援スタッフが補いながら、小規模作業所における就労等での社会生活を順調に送ることができるように作られたものです。通常は、福祉作業所の近くの民家で、5~6人で共同生活を送ります。
後者は、単調な生活になりがちな病院では認知症の進行が早まる可能性があることから、より実生活に近い生活と家庭的なケアを実現するために作られた介護サービスです。通常5~9人の高齢者がヘルパーさんの助けを借りて共同で生活を送ります。
引用:e-ヘルスネット(厚生労働省)
グループホームと聞くと、認知症の高齢者の方が共同生活を送る施設をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、実際には上記の内容の通り、障がい者の方々が暮らすグループホームもあるわけですね。
高齢者のグループホームが認知症の進行を緩やかなものにする目的のある施設であることに対して、障がい者グループホームの場合は自立した生活を送れるようになる支援を行う目的を持った施設になります。
グループホームのような施設での生活経験を経て一人暮らしに移行する形や、ショートステイのような短期入所施設で親元を離れる経験を積んだりする方法などもあるようですね。
ダウン症の方が暮らすグループホームの特色は?
ダウン症の方を含む知的障がい者が暮らすグループホームと一口に言っても、施設は個々の場所によって、その特色や特徴には違いがあります。
上記引用内にあるように、民家を改装したような作りのグループホームが数としては多そうですが、中には外観も内装もとてもキレイな施設(グループホーム)もあります。
食事提供の有無(3食出るのか、朝昼晩のうち限定した食事提供なのか)や生活支援の幅も、選ぶグループホームによって違い(特色)がありそうです。
生活支援を行ってくださる職員は必ずいるため、介助の程度(サービス・支援の内容)などについても個々に相談しながら、自立に向けて必要な支援内容を決めた上で生活を送っていくことになります。
また、一人暮らしをする前段階として、母体となるグループホームの近くにある集合住宅で生活する「サテライト型」の施設もあります。
基本的にはアパート・マンションの部屋で一人暮らしに近い生活をしており、生活での困りごとが生じた際に、母体となるグループホームにいる支援員さんに力を借りて解決するというスタイルで過ごすそうです。
一人暮らしへステップアップするための利用を前提にしていることから、利用は2年以内の期間と決まっています。
ダウン症でグループホームに入所!いつから入れる?
ダウン症に限らず、障がい者グループホームにおけるいつから入れるかという入居の年齢条件は、一般的には18才以上とされていることが多いようで、条件によっては15才以上で入れることもあります(細かい条件は割愛します)。
また、65才以上の方の入居については、グループホームでの生活を継続できないわけではないものの、受ける必要のある支援内容によって、障害福祉サービスによる費用負担で受けられるものと、介護保険サービスによる費用負担で受けられるものとに分けれており、制度の間で金銭的負担の増えるケースが生じることも考えられるため、暮らし方を選ぶ際に注意が必要になるようです。
ダウン症でグループホームに入所!費用はいくらかかる?
ダウン症で入所できるグループホームですが、実際に入居するとなるとその費用はいくらかかるものなのでしょうか。
まず、月々の費用の内訳項目としては、以下のようなものが考えられます。
障害福祉サービス利用費、家賃、食費、水道光熱費、その他の生活費 等
障害福祉サービスの利用費については、利用世帯の収入状況に応じて負担額の上限が決められており、その幅は0円〜37,200円となっています。
家賃や食費、水道光熱費などは、各施設(グループホーム)によって設定される費用の金額は異なります。
ただ、障害者グループホームは障害者自立支援法に則った施設のため、障害年金の支給額内で生活ができるような法整備がされているそうです。
特色と合わせてかかる費用がいくらくらいなのか、ダウン症の方が入所可能な施設(グループホーム)の情報をいくつか並べて比較してみると、それぞれの違いがわかりやすいかもしれませんね。
調べてみて、参考になりそうな情報が集まりましたら、本ブログに追記したいと思います。
それから、月々にかかる費用とは別に、入居開始の際には引っ越し費用や必要物の購入費など、初期費用がかかってくることも忘れてはいけませんね。
さいごに
冒頭でも触れましたが、我が家のダウン症児しょま君は現在2才10ヶ月。
まだまだ、まだまだ先の将来に思いを馳せて、今回はしょま君がお世話になるかもしれない「グループホーム」について書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
少しでも皆さんの参考になる情報になっていたら、嬉しいです。
こういったことが知りたい、こういった情報をまとめてほしいなどのご意見や感想、内容へのご指摘等ありましたら、ぜひコメント欄への投稿をいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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我が家にダウン症児しょま君が生まれてから、同じダウン症の子どもがご家庭にいるママさん・パパさんのアカウントをインスタでフォローして、たくさんのことを勉強させてもらってきました。 そんなダウン症育児をしていらっしゃる仲間(と呼ばせてください[…]