ダウン症児は癇癪を起こす?対応方法や予防策や原因を考える

  • 2021年3月23日
  • 2021年5月19日
  • 雑記
しょま君パパ
どうも。ひらがなの”お” と “む”をたまに間違えるしょま君パパです。おとうさんむとうさん…えらい違いですね。

さて、今日は子どもの「癇癪(かんしゃく)」について考えることがあったので、感じたこと・考えたこと・調べたこと等を書いてみたいと思います。

 

現在我が家のダウン症児しょま君は、病気の治療のため入退院を繰り返しています。

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病気治療については、興味があれば別の記事を見ていただくとして。
今回取り上げようと思った子どもの癇癪、書くキッカケになっているのは、しょま君と入院部屋が同室の男の子なんです。

現在しょま君の入院に付き添っているのは小児病棟の4人部屋。
そのうちの1人の子が、おそらく3〜4才くらいでしょうか。イヤイヤ期真っ盛りな感じで、看護師さんが来るたびに「イヤイヤイヤ〜〜〜!!」と叫び倒すんですね。
血圧測定も「イヤ!」、心音確認も「イヤ!イヤ!」、しまいには「じゃあ看護師さん帰るね〜」という言葉にも「イヤイヤイヤ〜!」

しょま君パパ
これが癇癪かぁ。。。

癇癪(かんしゃく)とは

癇癪(かんしゃく)とは、声を荒げて泣いたり、激しく奇声を発したりする状態を指します。怒りや不安などの感情を持つこと自体は誰にでも起こる自然な現象ですが、気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪は起こります。

参照:LITALICO発達ナビ

スーパーとかで床に這いつくばって「お菓子を買え!買わねば余はここを一歩も動かんぞよ!」とばかりに泣き叫んでいる少年少女たちをたまに見ますが、アレですね。笑
家だったら叫びながら物を投げてきたり、叩いてきたり。
しょま君のお姉ちゃんが今4才なんですが、そんなに多くはないものの、たま〜に叫んで嫌がったり、物に当たったり、私を叩いてきたりします。

癇癪を起こす原因は?

子どもが癇癪を起こす原因ってなんだっけ?と思い調べてみると、主に以下の3つに集約されるようですね。

【注目】注目を引きたい、かまってほしい
【要求】物が欲しい、活動を行いたい
【拒否】活動をやめたい、ある場所を避けたい等、嫌だという気持ちを伝えたい

参照:LITALICO発達ナビ

原因と書きましたが、癇癪を起こす一歩手前には必ず子どもの「○○がしたい!(目的)」の気持ちがあるはずです。
この目的達成を阻害するものがあり、その障害物を取り除く方法・手段がないという現実に突き当たって、泣き叫ぶ・物を投げる・叩く等の行動(癇癪)に繋がるわけですね。

行動化された一種のコミュニケーションとも言えるものだと思います。

ダウン症児は癇癪を起こしやすい?

ここで話はダウン症児のことに移りますが、ダウン症児は癇癪を起こしやすいって本当でしょうか?
どんな内容を書くにも結局ここに落ち着いちゃうのですが、結論から書くと「個人によって異なる」だと思います。
発達スピードの幅も個人差が大いにあることで知られているダウン症ですが、癇癪を起こすタイプかどうかも極論その子によるでしょう。

ただし、ダウン症児が癇癪を起こしやすい一つの原因になり得るな〜と感じたのは、言語発達の遅れです。

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ダウン症児の発達スピードは健常児の大体半分くらいと言われることが多いですが、とりわけ言葉の発達がゆっくりペースだという特性があります。

言葉の発達についてさらに分けてみると、①言葉の持つ意味を理解すること(言語理解)②しゃべること(発語) になります。
ダウン症児はそのどちらも発達がゆっくりであることが多いとされていますが、特に「しゃべること(発語)」の成長がゆっくりであることが多いようです。
ダウン症児とのコミュニケーション(と言語発達の訓練)にベビーサインが有効だと考えられているのも、言語理解と発語の発達スピードの差を補ってあげるためのツールになり得るからだと思います。

話を戻しますが、言語理解と発語の発達に差ができればできるほど、「伝えたいことがあるのに、伝えられない!」ということが目的達成の障害物になり、癇癪を起こすことに繋がってしまう可能性があるように考えました。
そういった意味で、ダウン症児が癇癪を起こしやすい(キッカケになる得る特性を持っている)というのも、あながち間違いではないのかもしれません。

ちなみに我が家のダウン症児しょま君は今のところかなり穏やかなタイプで、お腹が空いた!と眠い!の生理的欲求が満たされていないときくらいしか不機嫌になりません。

しょま君パパ

ただし、大好きな納豆ご飯を口に運ぶスピードが遅いとたちまち不機嫌になり、大きな声を出して「おぉぉ〜〜!(父ちゃん、はよ運べ!)」と主張してくるようになりました。


※なぜか後頭部に納豆×2をつけるしょま君

言語理解と発語の発達差が顕著になっていくのはもう少し先のことだと思うので、今後も見守りつつ、ダウン症児が癇癪を起こすポイント等の参考事例が見つかればまた追記していきたいと思います。

 

【2021年5月追記】

これまで癇癪を起こしていると感じるような目立った行動や態度があまりなかったしょま君ですが、ここにきてちょっとイヤイヤ期の訪れを感じるような行動が増えてきました。

最近とにかく物を投げることが楽しくて仕方がないしょま君。
ぬいぐるみのような柔らかい物ならよいのですが、リモコンとか固めのおもちゃとか、投げて床に落ちると大きな音になる物を夜間に平気で投げ散らかすんですね。
そこで投げる行動を静止したり、物を取り上げたりしようものなら「ああぁぁぁぁぁ!!!」と言ってとってもイヤイヤします。
そのときのしょま君は、「これぞ癇癪!」と感じるような態度です。

それから余談ですが、言語発達と発語の発達差が自傷行為や他害行為を生んでしまうキッカケにならないものかという心配も最近芽生えてきました。
気にしすぎかもしれませんが、思い通りにならないことがあると壁に頭を打ち付けたり、それこそ物を投げたり、床を叩いたりする行動が見受けられる場面があります。
自傷行為・他害行為と決めつけるには材料不足な感じはしますが、少し状況を見守ろうと思っているところです。

ダウン症児の癇癪、対応方法や予防策は?

ダウン症児の、というタイトルにしていますが、健常児も含む子どもの癇癪に対する対応方法や予防策について考えてみたいと思います。

癇癪を起こす子どもが持つ気持ちは「○○がしたい!(でもできない)」です。
この○○に当てはまる欲求(目的)を分類したのが、先程出てきた【注目】【要求】【拒否】になります。

・構ってほしい!(注目)
・ほしい!したい!(要求)
・したくない!(拒否)

そのどれに当てはまるのか、何が子どもの求める目的なのかを捉えることが第1段階だと思います。

そして第2段階、ここからが癇癪に対する具体的な対応方法になりますが、子どもの気持ちを「代弁」してみること。
具体的な気持ちを言葉にしている場合は、「オウム返し」をすること。

子育てに関して指南する著書などには結構書かれている対応方法だと思いますが、意外とコレができない人って多いんじゃないかと思います。

この記事の冒頭で触れた同室の男の子の癇癪に対して、この同室入院期間で「そうだよね、看護師さんに腕ぐるぐるされる(血圧測られる)の、イヤだよね。」と彼の気持ちを代弁(オウム返し)してあげる人は、未だ一人もいません。

「しっかり診ないと元気になれないからね」「お兄ちゃんだからがんばろう!」「どうしたらがんばれるの?」

気持ちをわかろうとしてくれない相手に対して、癇癪はさらにヒートアップ。
男の子も看護師さんも、お互いにしんどいだろうな〜と思いながらやりとりを耳にしています。

代弁やオウム返しをすることで必ず癇癪が収まるかというと、必ずしもすぐに収まることばかりではありませんが、「自分の気持ちをわかってくれる(わかろうとしてくれる)」という姿勢は絶対に伝わります。
その姿勢を伝え続けることで、子どももその姿勢を真似て気持ちをわかろう(言葉を受け取ろう)としてくれるようになると信じています。

しょま君パパ
私と妻はよく、「○○(娘の名前)が△△したいその気持ちはわかるよ」という言葉で娘の気持ちを代弁します。それを繰り返していると、娘の方から「父ちゃん、○○が△△したい気持ちはわかる?」と代弁を代弁してくるようになりました(笑)

 

しょま君がもう少し大きくなったとき、もしかすると言語理解と発語の発達に差が生じて、伝えたいのに伝えられないもどかしさによる癇癪が出ることがあるかもしれません。
ダウン症児の癇癪に対する予防策も考えてみましたが、当たり前かもしれませんが予防のしようがないな〜と思いました。
もっと言うと、癇癪に予防策を敷くこと自体、子に対する姿勢としてどうなんだろうなと感じます。

「癇癪=悪いこと」ではないからです。
「伝えたい気持ちが言葉にならず行動化したもの=癇癪」ということを正しく理解しておくことこそが、癇癪に対する否定的な姿勢への予防策になりそうです。

さいごに

とはいえ、頭ではわかっていても、そのときの心に余裕がないときは、癇癪に対して理解しようという姿勢で対応することができないどころか、「うるさい!」と怒鳴ってしまうようなこともたまにあります。(ん〜たまに、じゃないな。多々あります。笑)

でも、そんなことがあってもいいんじゃないでしょうか。
親子も人間同士。間違ったら謝って、また伝え直す。そんな姿勢から子が親に学ぶことも(そんな経験から親が子に学ぶことも)あるんだと思います。

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